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   7月1日から、レバ刺しが食べられなくなる。
 去年、ユッケを食べた人が食中毒で死んだことを受け、厚労省が生肉とレバ刺しの規制を強化するからだ。

 私はレバ刺しが好きだ。ゼロリスクじゃないのは承知の上で、レバ刺し食べたい!
 こんにゃくじゃやっぱり物足りない。規制なんかしないでくれ!

 厚労省が規制をする理由はわかる。人命が最優先だ。ゼロリスクでないものは禁止する。わかりやすい。
 ゼロリスクを求める消費者の声も大きい。安全なものが食べたい。少しでも危険なものを流通させてくれるな。そういう過剰なまでものゼロリスク信仰が、ユッケ事件のときに、厚労省バッシングに向いたのだ。

 一方、もつ屋や居酒屋・焼肉屋は売り上げが落ちて仕方ない。人気メニューのレバ刺し需要がゼロになるのだ。業界にとっては大打撃だ。でも業所管の農水省は、人の命最優先の行政の論理の前に、何も言えない。できない。

 レバ刺しを食べる自由、食文化を守る自由はないのか。

 私は、これを主張する日本の消費者が少ないように思う。
 (最近、少し文化としてのレバ刺しを守る主張をマスコミが取り上げるが、同じマスコミが、去年の事故の際、文化を容認するどころか、ゼロリスクではないではないかと厚労省を一斉にバッシングする。)
 昨日のNHKクローズアップ現代曰く、フランスでチーズ食中毒が起こり、殺菌しない牛乳でチーズを作ることが禁止されそうになったとき、それに反対する社会運動が起こった。フランスの伝統文化を守れと。
 レバ刺しは伝統ではないけれど、確かな食文化だ。そして、文化は市民のものだ。文化としてレバ刺しを守れないのか。
 食べ物はもともと、ゼロリスクではない。
 その大前提にたった上で、そのリスクを低減する努力をみんなしてきた。
 ゼロリスクではないけれど、生卵や寿司やふぐや生牡蠣を食べてきた。それが多様で豊かな食文化を支えている。
 もちろん、安全なものを食べたい。死にたくない。おなか壊したくない。当然だ。
 しかしながら、ゼロリスクに近づく努力をしながらも、あらゆるものをおいしく食べる多様な食文化を、みんなで支えていかなければいけないと思う。
 何かあったときに、ゼロリスクをヒステリックに叫ぶ消費者の声が、レバ刺しを禁止させている。
 業者はしっかり安全の責任を全うする。消費者は、ゼロリスクじゃないことを前提に、食文化を支える。
 豊かな食文化が、ひいては私たちの生活の豊かさなのだ。

 私はレバ刺しが食べたい。
 
 
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